太山寺追儺會
播州太山寺本堂(国宝)で毎年1月7日に行われている天台宗のお寺の行事の一つです
鬼役は新年3日から毎晩、真っ暗の本堂にて練習しております。
令和6年播州太山寺追儺式、終わりました
一般的に鬼とは、悪、災い、恐怖のイメージですが太山寺の鬼は
四匹の鬼がそれぞれ喜怒哀楽を表しそれぞれの表現で舞い
人々の悪魔(厄)を払う鬼として有名です
四匹の内、三ッ鬼と呼ばれる三匹の鬼が居りまして
太郎鬼は喜びを表し大きな表現で舞っています
次郎鬼は哀(悲しみ)を表す鬼で泣き鬼とも呼ばれております
婆鬼は怒(怒り)を表す鬼で松明を振りまいて舞っております
そして一匹若い鬼、走り鬼と呼ばれる最初に出てくる鬼なんですが
楽(苦無く)を表す鬼で少しぎこちなく舞っております
そんな太山寺の追儺會は、その昔流行り病を払うために舞っていたと思われ
悪魔祓いや喜びや見廻りの意味の廻りなどの舞が有り物語になっております
ここ播州地域には鬼の祭りが各地のお寺に残っており
古く立派なお面も有り、一度お参りされてはいかがでしょうか