太山寺追儺から見える物語
里に、はやり病にて人々が苦しんでいる時の事
一番、走り鬼 たびたび暗闇の山より里へ降りてきていた
二番、三ッ鬼
三番、走り鬼 喜怒哀楽の形相をした鬼がそのことを知り
四番、三ッ鬼
五番、悪魔祓い 四鬼山より里へ降りてきて
里の人に憑いている悪魔を払いました
六番、喜び その四鬼に払われた里からは
はやり病は無くなり鬼共々喜び乱舞しました
七番、走り鬼 救われた里の人たちは鬼に感謝をして
八番、餅切り 大きな餅を差し出しました
その餅を見つけた鬼はたちまち斧にて餅を割り
里の人たちに振舞いました
九番、走り鬼
十番、廻り そして悪魔を払った四鬼は他に悪魔はいないか
里中見廻り山へと帰っていきました
十一番、三ッ鬼 最後に里への心残りがあり
山より出でて一踊りして山へ帰っていきました。